PERSON 03 MASAAKI MURASHIGE

私の仕事は、
真っ直ぐに聴くこと。

2013年12月入社中途採用目黒店店長
村重 公亮

1からの学び直し。
それでも挑戦したかった。

「1人ひとりに向き合った接客をしたい」というのが私の転職軸の1つでした。以前は家電量販店で働いていたのですが、多くのお客様がいらっしゃるのでどうしても数を捌くような接客をしなければなりませんでした。私がしたい接客とは少し違うなと思い、一度は、事務やメーカーなど接客以外の仕事も見てみたのですが、自分が働いている姿を想像できなくて。改めて接客業を見ていた時に、リードビジョンと出会いました。当時はまだ社長が目黒店の店長をされていたような時代で、お店の閉店時間を待ってから面接を受けたことを覚えています。遅い時間にも関わらず、2時間程がっつりとお話させていただきました。特に印象的だったのが「1からの学び直しになるよ。」という社長の言葉です。同じ接客とはいえ、今までやってきたこととは質も接客時間も全然違うものになると。その違いに正直、戸惑と不安がありましたが、私はここでなら1人ひとりに向き合うことができると思い、入社を決意しました。同じ接客でも、より人の役に立てて、私の価値も見出せる、そんな点に惹かれたんですよね。

「話す」接客から
「聴く」接客へ。

入社して特に難しかったのが、お客様とのコミュニケーションです。リードビジョンでは、お客様がいまどのような状態で、どこに困っているかを丁寧に聴いていきます。時には、補聴器と関係のない生活の話が出てきたりもするのですが、最初はそういった話を上手く受け取ることができず戸惑っていました。でも、リードビジョンの接客はそのような話も含めてまず聴くところから始めていくんです。当時は、一方的に伝えて終わってしまう接客ばかりしていた気がします。でも、ある時にお客様が喜んでいる姿を見て、その理由が知りたいと思ったんです。そこで「最近の調子はいかがですか?」「どんな音が聞こえて嬉しかったですか?」と聴くようになりました。するとお客様からは「会話することが楽しくなった。」というお声を聴いて。段々とお客様に興味を持つようになっていったんですよ。その時に、今までは商品のことばかりを見ていて、お客様を見ていなかったんだと気づいたんですよね。そこから、私の接客は話す接客から聴く接客に変わりました。

自分で考えて動くと、
仕事はもっと面白い。

今店長を任せて頂いているのですが、業務の中でも特に育成に力を入れています。正直なところ、数年前まではあまり関心がなかったんですよね。でも、家庭を持って、子育てをし、子供の成長を見ているうちに、私も何か成長しなければと思ったんです。そこで、マネジメントの勉強を始めて、まず1on1を実施しました。最初は全然上手く行きませんでしたが、次第に「どうなりたいのか」を聴いていくことが大切だということが分かってきました。ここでも私は、話すだけになっていて聴くことができていなかったんですよ。私の中での育成の目標は「自分で考える力を身につけてもらうこと」です。最近だと入社3年目の子が自分で考えながら後輩の育成をしている姿を見て、成長を感じて嬉しかったです。店舗の売上目標を決めた時には「数値目標を掲げるだけで本当にいいのか?」という声が上がって、改めてプロセス目標を設定する場を設けました。言われたことを鵜呑みにするのではなく自分たちで考えることができるようになってきているのを感じています。一人ひとりの成長はもちろんですが、チームとしても成長してお客様に聴こえる嬉しさを届けて行きたいです。

ある日のスケジュール

9:30

出勤、開店準備(朝礼や掃除等)

オープンまでの間、開店準備をします。お客様目線で、掃除が行き届いているか確認し、開店後は、決められた時間までお出迎えのご挨拶をします。

10:00

開店、顧客対応①

写真旅行のご予定があることを教えていただきました。お客様からいただけるお話は聴こえに関すること以外も貴重な情報です。

11:00

新人のサポート

補聴器のメンテナンスをご希望のお客様の対応を新人が担当しました。丁寧なメンテナンスが、お客様の聴こえを維持し豊かな生活を送ることに貢献していることを伝えました。

12:00

スタッフのサポート

顧客対応についてスタッフから相談を受けました。時には完璧に理解しようとすることよりも、お客様に寄り添うことが大切だと教えることもあります。

13:00

昼食

今日は、愛妻弁当を食べながら、経営計画書を読みます。自分にはまだまだ出来ていないことだらけですが、必ず出来るようになると、能力を未来進行形で捉えて日々勉強です。

14:00

顧客対応②

以前、勤務していた店舗でお付き合いがあり、暫くお会いしていなかったお客様がご来店。「あなたから買いたくて遠かったけど来た。」誰から買うかが大切だと感じました。

15:00

来月の予定作成

今月の実績予測と、今期の目標に対しての進捗を確認し、次月の売上予定を立てて販促を計画します。高い目標を立てると同時に、その根拠も明確にしています。

16:00

メンバーとの面談

スタッフと1対1で面談。仕事・プライベート問わず共有や相談ごとを聴きます。成長を伝え一緒に喜んだ後は、より高い目標に向かうサポートを心がけています。

17:00

売上の確認

店舗の売上は、日々の売上の積み重ねです。1日1日を振り返り、反省点を確認し、改善案があれば翌日の営業から即実施します。

18:15

退勤

翌日の営業に問題がないことを確認し本日の勤務終了です。今日は他店舗の店長と食事へ。同じ立場だからこそわかる仕事の話やお互いの子供の成長の話、休日に起きた出来事など、年齢に関係なく語らえる仲間がいることが心強いです。